XMTradingやTitan FX、FXGT、Tradeview Forex、HotForex、BigBoss、FBSなどなど、既に多くの海外FX業者がbitwalletに対応していて、今後もますます普及していくことが予想されます。
口座開設や書類提出の手間は掛かるものの、入出金に掛かる手数料と時間をぐーんと抑えることができるので、海外FXユーザーにとってはもはや必須のサービスといえるでしょう。
bitwallet (ビットウォレット)とは?
bitwalletは、シンガポール法人のbitwallet PTE LTDが運営しているオンラインウォレットサービスです。国内の銀行やカード↔bitwallet↔海外FXというかたちでbitwalletを挟むことにより、bitwalletと海外FX間は原則として手数料無料となり、bitwalletの入金および出金も格安な手数料で済みます。それぞれの手続きは1~2営業日以内に終わるので、海外FXにおける入出金をスピーディーかつ格安に行うことができるのです。もともとはe protections PTE LTDというシンガポール法人が「mybitwallet」(マイビットウォレット)という名前でサービスを提供していましたが、2018年9月よりbitwalletへ改名するとともに、運営母体がbitwallet PTE LTDへ移りました。e protections PTE LTDは、今も昔も海外FXと日本の銀行を仲介する収納代行サービスを提供しており、長年の運営から培ったノウハウをもとにbitwalletをローンチ。開発陣やスタッフの多くが日本人なので、Webサイトもカスタマーサポートも100%日本語に対応していて、英語に不慣れな方でも安心して利用できるサービスとなっています。
手数料と所要時間
bitwallet(ビットウォレット)は、4種類の法定通貨を一元管理できるオンラインウォレットです。お得な手数料体系にて入出金や、送金、受取りを迅速に行うことができ、ユーザビリティに優れた利便性の高いサービスを提供しています。
ウォレットへのご入金・お預かり方法、ウォレットへの反映時間、入金手数料は、次の通りです。別途、銀行振込手数料、中継銀行手数料などが発生する場合がございます。
ウォレットからのご出金・お引き出し方法、お受け取りまでの時間、出金手数料は、次の通りです。
- 出金手数料はアカウントステイタス毎に異なり、上記の手数料はベーシックの金額となります。
- 別途、着金手数料、中継銀行手数料などが発生する場合がございます。
- 特定国は、セルビア、キプロス、ベトナム、カンボジア、リヒテンシュタイン国、スリランカ、マカオ、クロアチア、ケイマン、ベリーズ、ウクライナ、バハマが該当します。
ユーザー間送金とウォレット内の両替の反映までの時間、手数料は、次の通りです。
メリットとは
海外FXの入出金を一本化すれば手数料を抑えられる
bitwalletを採用しているFX業者の多くは、bitwalletと業者間の入出金手数料が無料となっています。
bitwallet側には手数料が設けられているものの、bitwalletへの銀行振込は入金額の0.5%(現在はキャンペーンにつき無料!)、bitwalletから銀行口座への出金も824円と格安の手数料で済みます。
海外送金だと一件につき2,000円~5,000円ほどの手数料が掛かってしまうため、bitwalletを介した入出金はそれとは比べ物にならないほど割安。一回一回の差額はわずかなものでも、何度も入出金を繰り返すとバカにならない額です。
海外FXの入出金ルートをbitwalletへ一本化させることにより、通常では考えられないほど手数料を安く抑えられます。
bitwallet対応のFX業者間でスムーズに資金移動できる
今使っているFX業者から他のFX業者へ資金を移動させたいとき、どちらの業者もbitwalletに対応していれば実にスムーズな資金移動が可能です。
もしFX業者間の資金移動を従来の銀行送金でやろうとすると、業者から引き出すのに1~2日(海外送金だと2~5日)、その資金を別の業者へ振り込むのに1~2日掛かり、トータルで1週間近くは掛かってしまうでしょう。
そんなとき重宝するのがbitwallet。FX業者からbitwalletへの出金は原則的に1営業日以内に終わり、bitwalletからFX業者への入金は24時間365日リアルタイムに反映されるので、早ければ即日、遅くとも2~3日あれば資金のお引越しは終わります。しかも格安の手数料で。
海外FXの取引口座をいくつも持っていて、頻繁に資金の出し入れを行う方は、ぜひともbitwalletの利用を検討しましょう。
様々なクレジットカードで入金できる
クレジットカードで入金できる海外FX業者はたくさんありますが、VISAやMasterCardには対応していても、JCBやアメックスに対応していない場合があります。また、カードブランドは対応していても、カード会社や銀行側の都合で海外FXでの利用を制限している場合もあります。
bitwalletはVISA、MasterCard、JCB、アメックス、ダイナースのカードほぼすべてで入金できるのでとても便利です。
法人口座も作れる
bitwalletでは法人名義の口座も作れます。
個人口座と同じ格安の手数料で使えるので、法人名義の海外FX口座の入出金を一本化させることもかんたんです。
デメリット
海外FXの入出金をスマートにまとめられるbitwalletですが、デメリットもいくつか存在します。
クレジットカードでの入金手数料が高い
最大のデメリットは、クレジットカードで入金する際の手数料が高いこと。
VISAとMasterCardだと8%、アメックスとダイナースクラブカードだと8.5%も取られてしまうため、多額を入金する際は手数料が掛からない銀行振り込みを選びたいところ。
書類アップロードと本人確認に時間と手間がかかる
bitwalletは「トライアル」「ベーシック」「プロ」「アンリミテッド」の4種類のアカウントステータスが用意されています。
メールアドレスさえあれば簡単に「トライアル」の口座を作れますが、bitwalletから出金したり、海外FXへ送金するめには「ベーシック」以上にアップグレードする必要があります。端的に言ってトライアルは使い物になりません。
ベーシック以上にアップグレードするためには本人確認書類や現住所確認書類をアップロードする必要があり、必要書類を整える手間が掛かるのと、認証されるまでに時間が掛かるのが少々ネックです。
20歳以上でないと開設できない
海外FXは18歳または16歳以上なら親権者の承諾なく口座開設できる業者が多いものの、bitwalletは20歳以上でないと口座開設できないので、未成年の方は利用できません。
海外FX側の対応状況がよく変わる
海外FX側のbitwalletへの対応状況がコロコロ変わるという点にも注意が必要です。
例えば、海外FXの大御所であるXMTradingでは、当初bitwalletによる入手金が問題なく使えたものの、2019年4月を境に「bitwalletで出金できるのはbitwalletで入金した分まで」というルールに変わりました。これにより、bitwalletで利益分を引き出すことができなくなり、一気に利便性が損なわれたのです。
GEMFOREXでも2019年6月に突然bitwalletの取り扱いが止まり、未だに再開の目処は立っていません。
マネーロンダリングや脱税を防ごうという国際的な風潮から、入出金ルートへの規制が強まるのは致し方ない事態だといえますが、我々トレーダーもbitwalletに頼りすぎないという自衛策を講じる必要があるのではないでしょうか。
海外FXでどんどん浸透しているbitwallet
XMTradingやTitan FX、Tradeview Forex、HotForex、BigBoss、FBSなどなど、既に多くの海外FX業者がbitwalletに対応していて、今後もますます普及していくことが予想されます。
口座開設や書類提出の手間は掛かるものの、入出金に掛かる手数料と時間をぐーんと抑えることができるので、海外FXユーザーにとってはもはや必須のサービスといえるでしょう。
bitwalltの口座開設方法
登録ページで基本情報を入力
まずはbitwalletの新規登録ページへアクセス。現在お住まいの国とメールアドレスを入力し、bitwalletへのログインに用いるパスワードを2回設定したら、「次へ進む」ボタンをクリック。
個人名義で開設したい方は「パーソナルアカウント」を、法人名義で開設したい方は「ビジネスアカウント」を選択します。
登録内容に間違いないことを確認してから、「私はロボットではありません」にチェックし、「登録する」ボタンを押します。
これで仮登録は完了です。
詳しい個人情報を登録
先ほど登録したアドレス宛に「パーソナル(個人)アカウント開設用リンクの送付」というメールが届いたら、そのメール内のリンクを開きます。(開設用リンクはメール着信後1時間経つと使えなくなります。)
続いて詳細な個人情報を入力していきます。
お客様情報
- Last Name:姓をローマ字表記で入力(例:Yamada)
- First Name:上の名前をローマ字表記で入力(例:Taro)
- 姓:姓を日本語表記で入力
- 名:上の名前を日本語表記で入力
- ニックネーム:省略可
- 性別:自身の男性か女性かを選択
- 生年月日:自身の生年月日を選択
- 国籍:自身の国籍を選択
- 電話番号の国番号:日本に居住している場合は「+81」を選択
セキュリティ情報
- 秘密の質問:本人確認の際に必要となる「秘密の質問」を設定
- 秘密の質問の答え:「秘密の質問」に対する答えを入力
メールの受信設定と各種規約への同意
メールの受信設定と各種規約への同意を済ませたら、「ご入力内容の確認」ボタンをクリック。「パーソナル(個人)アカウント開設のご確認」というメールが届いたら、ひとまず初めの手続きは完了です。
本人確認書類とIDセルフィーをアップロード
bitwalletの口座を作るためには、自身の本人確認書類とIDセルフィーをアップロードする必要があります。
個人情報の入力から通常1営業日以内に「本人確認資料アップロードのお願い」というメールが届きます。そのメール内にあるリンクをクリック。
「ID認証を開始する」というページが開いたら、「開始」ボタンをクリック。
「IDタイプの選択」から、用意できる本人確認書類の種類を選びます。ここで選べるのは以下の6種類で、パスポートと運転免許証以外は「身分証明書」からアップロードしましょう。
- パスポート
- 運転免許証
- マイナンバーカード(マイナンバー通知カードはNG)
- 写真付き住民基本台帳カード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
スマホで手続き中の方は「写真を撮る」をタップして、お手持ちの書類を撮影しましょう。パソコンで手続き中の方は「ファイルをアップロードする」をクリックして、予め撮影した書類のデータをアップロードしましょう。
今回の例では、予め撮影したパスポートの写真をパソコンからアップロードするので、「ファイルを選択する」ボタンから写真を選びます。
写真に不備が無いことを確認したうえで、「確認」ボタンをクリック。
続いて「IDセルフィー」をアップロードします。IDセルフィーとは、自身の顔と指定された文字列のメモ書きを一緒に写した自撮り写真のことで、スマホのフロントカメラなどで簡単に撮影できます。
今回の例では、予めスマホで撮ったIDセルフィーをパソコンからアップロードします。
本人確認書類とIDセルフィーのアップロードを終えて、登録内容と書類の内容に不備がなければ「各種証明書の承認完了」というメールが届きます。
その後「パーソナル(個人)アカウントの開設完了」というメールが届きます。そのメール内に書かれている「セキュアID」は、出金申請や登録情報を変える際などに必要となるものなので、必ずメモを控えるようにしましょう。
現住所確認資料をアップロード
bitwalletには「アカウントステイタス」というランク制度が設けられており、諸々の条件を満たすことでトライアル→ベーシック→プロ→アンリミテッドの順でランクアップしていきます。
本人確認書類とIDセルフィーを提出しただけでは「トライアル」で、カードや銀行振り込みによる入金はできても、銀行への出金ができないため、海外FXの送金手段としては使い物にならないのです。
ワンランク上の「ベーシック」へランクアップすれば、銀行振り込みによる出金が可能になるほか、クレジット・デビットカードによる入金の上限が月300ドルから25,000ドルへ大幅アップします。そして、そのベーシックランクとなるためには、「現住所確認資料」をアップロードする必要があります。
現住所確認資料として受け付けられるのは、例えば公共料金の請求書や明細書、クレジットカードの利用明細書、住民票の写しなどで、発行から6ヶ月以内のものに限ります。
- 公共料金の請求書・領収書
- クレジットカードや銀行の請求書・利用明細
- 携帯電話や固定電話の請求書・領収書
- 各種健康保険証
- 住民票の写し
- 印鑑証明書
- 納税通知書
- 住所が印字された健康保険証
bitwalletのマイページへログインして、左側にあるメニューから「ご登録情報・設定」を開きます。
ページ最下部の「現住所確認資料」が未提出となっているはずなので、「ファイルを選択」ボタンからアップロードしましょう。
現住所確認資料が認証されると、「ご本人様確認完了およびアカウントステイタス変更のお知らせ」というメールが届くので、これで全ての作業は終わりとなります。


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