「損切りという言葉は知っているけど、使うべきタイミングがわからない」
「損切りをしようと考えていても、ついついホールドしてしまう」
FXされている方の中には、このような方は多いのではないでしょうか?
損切りは、FXで利益を上げるための必要不可欠な行為です。
利益を最大化するためには、損切りを効率よく行わなくてはなりません。
今回は、FXにおける損切りの意義や実施タイミングなどについて解説します。
本記事を読めば、損切りのポイントを理解し、利益を出せるようになるヒントが得られるでしょう。
ぜひ、最後まで記事を読んでください。
損切りとは
損切りをするタイミングはさまざまあります。
例えば、買いポジションを持っていた時に、保有するポジションが下降傾向で上昇が見込めない場合に実施するのが一般的でしょう。
予想と反対の値動きをしたポジションを放っておくと損失がどんどん膨らんでいきます。
そのため、損失が大きくなるのを防ぐことが損切りの目的です。
ロスカットとの違い

損切りとロスカットは、どちらも含み損(未確定の損失)があるポジションを決済する行為ですが、意味は異なります。
ロスカットとは、含み損がある一定水準に達した場合に、ポジションを自動的に強制決済する仕組みです。
つまり、FX会社が強制的に行う損切りがロスカットです。
一方、FX会社ではなく、自分の意思で含み損を抱えている状態でポジションを決済する行為が損切りです。
ロスカットは損切りに比べ損失が大きくなるため、できるだけロスカットされる前に損切りして損失を最小限に抑えます。
ちなみに、例えばGEMFOREXの証拠金維持率は20%となっています。
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損切りの重要性
損切りが重要だと考えられている理由は、損失を最小限に抑えられるからです。
いつまでも同じポジションを保持し続けていると、含み損が大きく膨らんで大損失につながる可能性があります。
しかし、適切なタイミングで損切りできれば、損失を最小限で食い止めることが可能です。
また、先ほど説明したように、ロスカットになる前に損切りすれば損失を減らすこともできます。
ロスカットが執行されてしまうと、証拠金を大幅に失うことになってしまうので早めに損切りを行うことも時には必要です。
損失が小さい内に損切りをすれば、次の取引プランを考えて再スタートできます。
損失を抑えたり、取引を継続したりするためにも、損切りのタイミングを見極められるようになりましょう。
損切りに使えるテクニカル分析
損切を行う場合には、テクニカル分析の活用が有効です。
「テクニカル分析」とは、過去の為替レートの推移を参考にして相場を予測する分析方法になります。
テクニカル分析を行う場合には、以下3つのチャートを読むのが一般的です。
- 移動平均線を読む
- サポートラインを読む
- レジスタンスラインを読む
移動平均線を読む
「移動平均線」とは、一定期間の為替レートの平均価格を連続させて、相場のトレンドを見やすくしたチャートです。
移動平均線は、初心者の方にもわかりやすく、テクニカル分析の導入には最適といえるでしょう。
移動平均線には上図のように、3種類の移動平均線があります。
- 短期移動平均線:5日や6日・12日など
- 中期移動平均線:20日や25日・50日・75日など
- 長期移動平均線:100日や144日・200日・233日など
移動平均線を読むことで、トレンドの流れを把握可能です。
自分が持っているポジションが不利だと判断し、損切りするタイミングを計るために活用しましょう。
サポートラインを読む
「サポートライン」とは、下降した為替レートが反転して上昇するポイント2カ所以上を結んで引かれた水平線のことです。
為替レートの下降がストップして上昇に転じるということは、そのポイントで「買い」」のポジションが増えたということです。
しかし、逆にサポートラインを下回る場合には、「買い」のポジションが減ったことになるため、損切りのサインとなります。
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レジスタンスラインを読む
「レジスタンスライン」とは、上昇した為替レートが反転して下降するポイントに引かれた水平線になります。
つまり、サポートラインとは逆にあたる、高値に引かれた線ということです。
為替レートの上昇がストップして下降に転じるということは、そのポイントで「売り」のポジションを持つトレーダーが多いことになります。
したがって、レジスタンスラインを超えた場合には、「売り」の損切りを行うサインといえるのです。
ちなみに、レジスタンスラインを引く場合もサポートラインと同様、同じ高値で2回以上反転したポイントを線で結ぶようにしましょう。
まとめ:損切りをマスターして最小限の損失に抑えよう!
FXでは、損失を最小限に抑える「損切り」を繰り返すことが、大きな利益を上げるためのコツです。
今回紹介した内容を参考に、ぜひ損切りを有効活用できるようになりましょう。

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