「海外FXで口座が凍結されることってあるの?」
「何をしたら凍結をされてしまうの?」
あなたはこのような疑問をお持ちではありませんか?
結論から言うと凍結されるリスクはあります。
凍結された後にお金が出金できなかったり、そうなる原因や対処法がわからないと、海外FX初心者の方にとっては大きな不安要素になってしまいますよね。
そこで、今回は海外FXで口座凍結をされてしまう理由を徹底解説をします。
この記事を読み終わる頃には、あなたは海外FXの口座凍結について理解を深め、安心して取引をできるようになっていることでしょう。
口座凍結される主な2つの理由
口座が凍結される原因には大きく分けて以下の2つが挙げられます。
- FX業者の規約に違反した場合
- 一定期間取引を行わず休眠認定された場合
詳しく解説していきますので、あなたの大事な口座が凍結されないように知識を身につけていきましょう。
①FX業者の規約に違反した
凍結の理由として、はじめに挙がってくるのがFX業者が定めている規定に違反してしまった場合です。
規約違反として代表的な例は以下の2つです。
- FX業者が禁止行為とみなしているトレードを行ってしまう
- なりすましでアカウント登録をしたり、虚偽の内容を申告してしまう
FX業者によっては、自動売買ツールを使用することを禁じています。
他にも、アービトラージと呼ばれる複数の取引所の価格差を利用して、利益を得る取引方法を厳禁としている場合があります。
また、なりすましに関しては言うまでもありませんが、口座凍結のリスクに十分なり得ます。
②一定期間取引を行わず休眠認定された場合
口座凍結がされてしまう2つ目の理由は、開設した口座が一定期間使用されずに休眠認定されてしまう場合です。
休眠口座だと判断されてしまった場合は
- 維持管理手数料の負担
- 休眠口座の解除が行われるまでトレード制限
上記の2つが課されることが多いです。
FX業者によって、休眠認定されたときの解除方法や細かなステータスが異なります。
そのため、口座の登録前に一度チェックすることを強くおすすめします。
もしものために備えておきましょう。
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休眠口座になってしまったときの対処法
では万が一、実際に休眠認定されてしまった場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。
基本的には、どの海外FX業者も解除方法はシンプルです。
- 追加入金
- 小ロットでの取引実施
- サポートデスクへの問い合わせ
など、方法は異なりますが難しい作業は行うことなく、休眠から復活ができます。
GEMFOREXの場合はサポートデスクへ問い合わせを行い、トレード再開したい旨を伝えることで休眠を解除することが可能です。
出金拒否のリスクも!FXトレード3つの禁止行為
続いて、口座凍結にのリスクが非常に高い禁止行為について説明します。
禁止行為だと知らずやってしまう前に確認してみてください。
海外FXにおいて気をつけなければいけない行為は以下の3つです。
- スキャルピング
- 虚偽の申請
- 両建て
一度で全てを理解するのは難しいかもしれませんが、「知らなかった」の一言では済まない内容を含んでいるので注意しましょう。
①スキャルピング
FX口座が凍結される原因のひとつにトレードに関する違反があります。
その中でも代表的なものがいわゆる「スキャルピング」です。
スキャルピングとは、数秒から数分単位で取引を完了させるトレード方法です。
このような非常に短い時間で売買を行うことはFX業者が定める回転売買禁止に関する規約に違反することがあります。
一部の海外FX業者とほとんどの国内FX業者はスキャルピングを禁止しており、違反すると口座凍結や最悪の場合、解約の可能性もあります。
利用規約の確認をきちんと行ってからトレードに臨むようにしましょう。
なお、スキャルピングを禁止しているFX業者と、そうではないFX業者の違いは採用しているシステムにあります。
- スキャルピングを禁止するDD方式
- スキャルピングを容認するNDD方式
なお、ほとんどの国内FX業者はスキャルピングを禁止している場合があるとお伝えしましたが、これはなぜでしょうか。
その理由をDD方式やNDD方式を交えて解説していきます。

スキャルピングを禁止するDD方式
通常日本のFX業者はDD(ディーリングディスク)方式というシステムを採用しています。
これはFX業者がトレーダーの売買を代行して取引するシステムのことです。
DD方式はカンタンに言うと、FX取引を代行するシステムのことです。
投資家からお金を預かり、指示の通りに運用を行う形を取るため、投資家が儲かると損をする仕組みになっています。
また、短時間で大量の取引が発生することで処理が複雑化するため、FX業者側がリスクを抱えることになります。
そのためDD方式を採用している国内FX業者では、スキャルピングを禁止している所が多いのです。
スキャルピングを容認するNDD方式
一方、海外のFX業者はNDD(ノーディーリングディスク)を採用している所が多いです。
NDD方式は投資家とカバー先を繋ぐことが役割で、発注や約定の代行を行いません。
あくまでも取引を行なった際の仲介手数料(スプレッド)のみが収益になります。
つまり、短時間でレバレッジの高いスキャルピングトレードをお客様が行っても、海外FX業者にとっては流通金額が増えるため利益を出すことができるのです。
そういった背景もあり、スキャルピングを禁止している海外FX業者は少ないです。
ですが、禁止しているFX業者もゼロではないので、必ず利用規約を確認してからトレードをしましょう。
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②虚偽の申請
虚偽の申請は言うまでもなく口座凍結の対象になります。
よくあるケースでは、未成年が口座開設のために他人の名義を使用してしまう場合です。
もちろん親の名義など身内の情報を登録することも違反対象です。
各FX業者も本人情報を厳しくチェックし管理していますので安易に考えないようにしましょう。
ただ、FX業者によっては未成年でも登録可能な場合があります。
規定をよく読み偽りの申請をしないことが口座凍結されないための大前提です。
なお、GEMFOREXでは満18歳以上の方であれば登録を行うことが可能です。
ただしお金をお扱うため、保護者の方に相談をしてから始めることをおすすめします。
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③両建ての禁止
両建てを禁止しているFX業者も多数存在します。
両建てとは通貨の売りポジションと買いポジションを同時に保有することです。
これによって、通貨の価格が変動してもそれぞれ同じだけの損益が発生することになります。
これだけ聞くと、利益と損失を合算すると0になるので、両建てを採用する必要はないように思えます。
しかし両建ては、中長期的な目線で見るとリスクが少なく利益が出やすい、トレーダー側からすると有利なトレード方法です。
そのため、国内では禁止されていることが多いです。
海外でも条件があるなど制約を伴うケースがあり、規定の確認が必要不可欠です。
海外FX業者の方が両建てに寛容なので、チャレンジしてみたい方は、海外FXでのトレードを検討するのが良いでしょう。
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口座が凍結されても出金はできる?
注意してFXトレードをしていても、口座凍結されてしまうこともあります。
そんな時、気になるのは凍結した口座から出金が可能かどうかです。
口座凍結後の対応は、それぞれのFX業者によって異なるので一概には言えませんが、GEMFOREXでは口座資金(原本)は出金できます。
他のFX業者でも禁止行為などをしていなければ、口座の資金は基本的にあなたの元へ戻ってくることが多いです。
ライセンス取得業者を利用して理不尽な口座凍結を避ける
ライセンスを取得していないFX業者を利用すると、理不尽な理由で口座凍結されてしまうリスクもあります。
お金がたくさん入っている口座を凍結や、挙句の果てには出金拒否されてしまうことが無いように、取引をする前にライセンスを取得している業者なのか必ず確認を取りましょう。
まとめ:海外FXでも口座凍結をされないために禁止行為は避けるべき
海外FX業者は、国内FX業者と比較すると規約が寛容です。
さらに、ハイレバレッジで取引できることやスキャルピングが禁止されていなかったりと、取引に関しても自由度が非常に高いです。
しかし、禁止行為と決められていることはFX業者により異なるので、利用規約の確認をするのは必須と言えます。
ライセンスを取得していないFX業者など、詐欺まがいの所に限らず、禁止行為への抵触など正当な理由による口座凍結リスクはいかなる時にも孕んでいます。
何がいけない事なのかを、意識した上で取引を行うことで、口座凍結や出金拒否のリスクを軽減できるようになるでしょう。

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