「海外FXでスキャルピングをしているけど、儲からない…」
「支払うスプレッドをなるべく抑えたい!」
あなたはこのような悩みをお持ちではないでしょうか?
スキャルピングのような短期トレードでは、取引ごとの手数料が気になりますよね。
スプレッドが広くなると多くの手数料を業者に払わなければならないので、死活問題と言えます。
取引コストを抑えるためにスプレッドの狭い業者を選んだとしても、トレードをするタイミングでスプレッドが広くなってしまっては意味がありません。
本記事では、このような悩みを解決するために、リアルタイムスプレッドの計算方法や注意点を解説していきます。
これから海外FXを始めたい方も、スプレッドを抑えたスキャルピングで利益を出したい方も、ぜひチェックしてください。
海外FXのリアルタイムスプレッドとは
リアルタイムスプレッドとは、現在提供されているレートから算出されるスプレッドのこと。
海外FXでは、一部の業者が固定スプレッドを採用していますが、変動スプレッドが一般的。
レートが常に動いているように、スプレッドもリアルタイムで変動しているものです。
休日や早朝などの流動性が低いときや、経済指標発表で相場が荒れたときには、スプレッドが大きく動きます。
また、同じタイミングでも、海外FX業者によってスプレッドが異なります。
「想定よりもスプレッドが広くて手数料がかさんでしまった」ということのないように、リアルタイムスプレッドを確認しましょう。
リアルタイムスプレッドを理解するうえで、おさえておきたい3つのポイントを紹介します。
- リアルタイムスプレッドの計算方法
- MT4を使ったリアルタイムスプレッドの表示方法
- リアルタイムスプレッドはデモ口座とリアル口座で違うことに注意
リアルタイムスプレッドの計算方法
リアルタイムスプレッドは、通貨ペアの現在の買値と売値の差を取ることで計算できます。
実際に計算してみましょう。
例えば、買値:1ドル100.100円で売値:1ドル100.000円とします。
この場合、リアルタイムスプレッドは「100.100円ー100.000円=0.100円」です。
円とpipsの間にはこちらの表のような関係があるので、今回のリアルタイムスプレッドは10pipsとも言います。
円表示 | pips |
0.01円 | 1pips |
0.1円 | 10pips |
1円 | 100pips |
FXのスプレッドはpipsで表記されることが多いので、チェックしておきましょう。
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MT4を使ったリアルタイムスプレッドの表示方法
多くのトレーダーに使用されているMT4を使えば、簡単にリアルタイムスプレッドを表示することが可能です。
リアルタイムスプレッドは、名前の通り現在のレートごとに変動していきます。
そのため、取引のたびに買値と売値から計算するのは非常に面倒です。
MT4にはリアルタイムスプレッドを表示させる機能が搭載されているので、設定方法をお伝えします。
「スプレッド 」の項目にチェックを入れると、リアルタイムスプレッドを表示させることが可能です。
リアルタイムスプレッドはデモ口座とリアル口座で違うことに注意
リアルタイムスプレッドは、デモ口座とリアル口座で違うことに注意しましょう。
基本的には、デモ口座の方がリアル口座よりもスプレッドが狭いです。
そのため、デモ口座に慣れているとリアル口座でトレードを始めたときに、スプレッドが広く感じてしまいます。
海外FXにおいて覚えておきたい4つのスプレッド表示
海外FXにおけるスプレッド表示は、リアルタイムスプレッドを含めて4種類あります。
名称 | スプレッドの種類 |
最小スプレッド | ある期間で最も狭かったスプレッド |
最大スプレッド | ある期間で最も広かったスプレッド |
平均スプレッド | ある期間における平均のスプレッド |
リアルタイムスプレッド | 現在のレートから算出されるスプレッド |
海外FX業者の公式サイトでのスプレッド表示は、最小スプレッドか平均スプレッドがほとんど。
なぜなら、スプレッドの狭さを宣伝したいからです。
スプレッドが広い業者をわざわざ選ぶ人はいないでしょう。
しかし、最小スプレッドや平均スプレッドが狭いからと言って、常にスプレッドが狭いとは限りません。
スプレッドが狭いとされるFX業者も、経済指標発表時などのタイミングで瞬間的にスプレッドが広くなる可能性があります。
そのため、スプレッドが広くなる期間にどのくらいスプレッドが広がるのかということを事前にチェックする必要があるのです。
海外FX業者のスプレッドは口座の種類によって異なる
海外FX業者のスプレッドは口座によって異なります。
海外FX業者の口座には、主に以下の2種類があります。
- STP口座(ノーマル口座)
- ECN口座(ゼロ口座)
それぞれの違いを解説します。
STP口座(ノーマル口座)
STP口座(ノーマル口座)は、FX初心者・一般的なレベルの方が対象です。
スプレッドに業者の仲介手数料が上乗せされているため、別途取引手数料はかかりません。
その分、スプレッドは広めに設定されています。
ECN口座 (ゼロ口座)
ECN口座(ゼロ口座)は、FXトレードを専業とするような上級者向けです。
スプレッドがほぼゼロに近く、スプレッドとは別に取引手数料という形で手数料を払う形式をとっています。
スプレッド自体は抑えられていますがトータル手数料を見ると、ECN口座の方が高い場合がほとんどです。
ゼロ口座の方が高いなら、誰もがノーマル口座を選ぶだろうと思われがちですが、そんなこともありません。
なぜなら、スプレッドは経費にできませんが、ECN口座の取引手数料は経費で落とすことができるためです。
FXの利益だけで確定申告をしなければならない人にとって、ゼロ口座は魅力的な口座と言えます。
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平均スプレッドとリアルタイムスプレッドの比較をしながらスキャルピングをしよう
平均スプレッドとリアルタイムスプレッドを比較すると、リアルタイムスプレッドが一時的に平均スプレッドよりも狭くなるときがあります。
スキャルピングを行うチャンスです!
スプレッドが狭いときは、普段と比べて取引コストが抑えられるので、利益が残りやすくなるのです。
まとめ:リアルタイムスプレッドをうまく活用してトレードしよう
海外FXでは、リアルタイムスプレッドをうまく活用してトレードすることが重要になります。
なぜなら、スプレッドが広いと取引をするたびに高い手数料を取られてしまうからです。
スプレッドなどの取引コストを抑えてトレードをして、FXで利益を残していけるようにしましょう。

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