海外FXは少額の投資資金からはじめることができ、大きな利益を生み出すことも可能です。
豪華なボーナスが魅力的な業者も多く、夢のような投資だと感じている方も多いのではないでしょうか。
副業ではなく、専業トレーダーとしてFXで得た利益で生活ができたらうれしいですよね。
しかし、「専業トレーダーはどれくらい稼げるの?」「リスクはないのだろうか?」と不安に思ってはいませんか?
この記事では、専業トレーダーのメリットとデメリット、そして知っておくべき確定申告に関する知識を解説します。
当記事を読めば専業トレーダーになるために必要な知識を得て、専業トレーダーについて深く知ることができます。
海外FX業者は約定力が高いため専業トレーダーに人気がある
専業トレーダーが海外FX業者を利用する理由は、約定力の高さです。
まずは、約定力の高さが重要な理由を説明します。
FXでは、スプレッドが狭くても好きなタイミングで約定できなければ、チャンスを逃したり想定外の損失を抱えたりしてしまう可能性もあります。
思い通りのタイミングで取引が可能な約定力を備えたFX業者を選ぶことが大切です。
なぜ国内FX業者よりも海外FX業者が好まれるのでしょうか?
国内FX業者の多くが取引の際にディーラーを介入させるDD方式を採用しています。
一方、海外FX業者は取引の際にディーラーを介入させないNDD方式を採用していることが一般的です。
NDD方式はディーラーを介入させないため、取引の透明性が優れていて約定力も高いです。
FXの利益のみで生活する専業トレーダーは約定力のある海外FX業者を選ぶべきでしょう。
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専業トレーダーになる3つのメリット

ここでは専業トレーダーになるメリットを3つご説明します。
- 収入が青天井である
- 自由な時間に取引できる
- 人間関係に悩むことが少ない
それでは、詳しく見ていきましょう。
①収入が青天井である
専業トレーダーは実力主義です。
うまくいけば一般的な会社員の何倍も稼ぐことができます。
決まった稼ぎはないため、収入が上がり続ける「青天井」な状況も夢ではありません。
海外FXならハイレバレッジで取引をすることも可能であり、数万円や数十万円といった少額の投資資金で巨額の利益を狙うことも可能です。
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②自由な時間に取引できる
FX市場は、基本的に日本時間の月曜日の朝6時頃から土曜日の朝6時頃まで取引が可能です。
その時間内なら24時間いつでも取引をすることができるため、一日のスケジュールを自分で決めることができます。
会社員であれば、出勤時間や退勤時間・休日などは勤め先の規定に従う必要がありますよね。
しかし、専業トレーダーなら好きなときに働き、好きなときに休むことができます。
③人間関係に悩むことが少ない
皆さんも一度は人間関係に悩んだことはありませんか?
社会人であればなおさら、職場で気の合わない人がいても我慢しなければならないケースが多いでしょう。
しかし、専業トレーダーなら人間関係に悩むことが少なくなります。
取引はひとりで行う作業ですから、他人を気にせずマイペースにできます。
海外FXの専業トレーダーになるリスクとは?デメリットを3つ解説

メリットもあれば当然のことながらデメリットもあります。
専業トレーダーになるデメリットは、以下の3つです。
- 収入が安定しない
- 一般企業に再就職しにくい
- 海外FXの場合、税金が多く取られる可能性がある
FXで安定した収入を得るためにも、メリットばかりではなくデメリットも頭に入れておきましょう。
①収入が安定しない
FXは誰でもはじめることができ、仕組みを理解すれば大きな利益を生み出すことも夢ではありません。
しかし、どれくらいの利益を出せるかはあなた次第です。
「ある年は黒字だったけど、翌年は赤字だった」というケースもありえます。
FXで継続して利益を出せる人はひと握りだということは理解しておきましょう。
②一般企業に再就職しにくい
もし専業トレーダーになって成功できなければ、もう一度就職すればいいと考えていませんか?
その考えは間違いではありませんが、専業トレーダーになると再就職が難しいというデメリットがあります。
再就職が難しい理由は、職歴に空白の期間ができてしまうからです。
そして、その空白の期間が長ければ長いほど再就職に対するハードルは高くなってしまいます。
専業トレーダーに転身する際は成功できなかった場合のことも想定しておく必要があるでしょう。
③海外FXの場合、税金が多く取られる可能性がある
海外FXで出した利益は、「雑所得」に分類されます。
雑所得は利益を得るほど税率が上がり、支払う税金が高くなります。
表に利益額と税率の関係をまとめたので、参考にしてください。
海外FXで出した利益額 | 税率 |
195万以下 | 5% |
196~330万 | 10% |
331~695万 | 20% |
696~900万 | 23% |
901~1800万 | 33% |
1801万~4000万 | 40% |
4001万~ | 45% |
国内FXであれば税金は一律20%となるので、専業トレーダーを目指す場合はこれを頭に入れておきましょう。
専業トレーダーが知っておくべき確定申告時の税金に関する3つの注意点

給与所得者のサラリーマンの方はFXで得た所得が年間20万円以上ある場合、確定申告が必要です。
非給与所得者の個人事業主はFXで得た所得が年間38万円以上あると、確定申告をする必要があります。
専業トレーダーであれば個人事業主となりますので、確定申告をしなければなりません。
確定申告をする際は、「海外FXのボーナスは所得に反映されるの?」「損失繰越はできるの?」とさまざまな疑問がわいてくることでしょう。
ここでは、意外と知られていない注意点を3つ解説します。
- 海外FXのボーナスは所得に反映されない
- 海外FXは損失繰越することができない
- 国内FXと海外FXで損益を通算することができない
海外FXは国内FXと税制が異なるので、ぜひ参考にしてください。
①海外FXのボーナスは所得に反映されない
出金できないボーナスであれば課税対象外となり、確定申告の際に申告する必要はありません。
所得に含めるかどうかを判断するには、出金できるか否かがポイントです。
海外FXの入金ボーナスは取引の証拠金のみに利用することができ、基本的に出金はできません。
そのため、所得として申告する必要はありません。
②海外FXは損失繰越することができない

その年の海外FXでの利益が赤字だった場合、翌年に損失を繰り越したいと考えるかもしれません。
しかし、残念ながら海外FXは損失繰越をすることはできません。
国内FXでは1年間の利益が赤字だった場合、確定申告を行えば最長3年先まで損失繰越をすることが可能です。
海外FXでは前の年にどれだけ損失があったとしても、1年サイクルで損益が確定します。
たとえば、1年目は50万円の赤字で2年目は300万円の黒字だとしましょう。
国内FXの場合、2年目は1年目の損失繰越分を相殺するため課税対象は250万円となります。
海外FXの場合、2年目の利益である300万円が課税対象額となります。
③国内FXと海外FXで損益を通算することができない
国内FXと海外FXで損益を通算する、つまり損益を相殺することはできません。
国内FXは申告分離課税、海外FXは総合課税で税区分が異なるため、別々に計算する必要があるためです。
片方に利益が出て片方に損失が出たとしても、利益が出たほうの利益分の全額が課税対象となります。
ただし、複数の海外FX業者の口座を開設している場合は、海外FX業者同士の損益は合算可能です。
まとめ:専業トレーダーになる際はリスク・注意点を正しく把握すること
この記事では専業トレーダーになる際のメリットとデメリット、確定申告する際の注意点について解説しました。
大きな利益を生み出しやすい海外FXは、仕組みを理解し確実に勝ちを狙っていけば稼ぐことは可能です。
会社勤めを辞めて専業トレーダーとして生活できたら、理想ですよね。
しかし、専業トレーダーになるには気をつけるべき点があります。
注意点を正しく把握していないと、税金を多く支払う必要が出てきます。
専業トレーダーを目指す際は、税金のことや収益が不安定というリスクがあることを頭に入れて、慎重に考えましょう。

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