海外FX Titan FX(タイタンfx)では、スプレッドの違うStandard(スタンダード)口座とBlade(ブレード)口座の2つの口座タイプを提供しています。
スプレッドはFX取引の中で最も重要な要素の1つです。スプレッドが狭いほど取引コストは低くなり、長期的視野からの潜在的収益が高くなります。
FX取引コストを抑えるためには、狭いスプレッドを提供するブローカーを選ぶことが重要です。
この記事では、Titan FXの口座タイプによるスプレッドの違いや選び方などについて解説します。
Titan FX(タイタンfx)の口座タイプは2種類
ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル | 手数料往復 | |
---|---|---|---|---|---|---|
スタンダード口座 | 1.33pips | 1.74pips | 2.45pips | 2.12pips | 1.2pips | – |
ブレード口座 | 1.03pips | 1.44pips | 2.15pips | 1.82pips | 0.9pips | 7ドル (0.7pips) |
TitanFXでは、2種類の口座タイプが選べます。
- スタンダード口座:取引手数料無料のオーソドックスな口座タイプ
- ブレード口座:取引手数料はかかるが狭いスプレッドで取引口座
Blade(ブレード)口座 vs Standard口座 比較表
まずはBlade口座とStandard口座の仕様を比べてみましょう。
Standard (スタンダード) | Blade (ブレード口座) | |
---|---|---|
口座の方式 | STP方式 | ECN方式 |
1lotの価値 | 10万通貨 | 10万通貨 |
最小ロット | 0.01(1,000通貨) | 0.01(1,000通貨) |
最大ロット | 100(1,000万通貨) | 100(1,000万通貨) |
レバレッジ | 1倍~500倍 | 1倍~500倍 |
スプレッド | 標準的 | 狭い |
手数料 | 無し | 往復7ドル(0.7pips相当) |
追証 | 無し | 無し |
ゼロカット | あり | あり |
ロスカット水準 | 90%以下 | 90%以下 |
プラットフォーム | MT4、MT5 | MT4、MT5 |
最低入金額 | 200ドル | 200ドル |
信託保全 | 無し | 無し |
ボーナス | 無し | 無し |
FX通貨ペア | 58種類 | 58種類 |
株式指数CFD | 9種類 | 9種類 |
貴金属CFD | 4種類 | 4種類 |
エネルギー(原油)CFD | 2種類 | 2種類 |
7割のユーザーに選ぶ「Blade口座」業界最狭スプレッド
Titan FXで口座開設するユーザーの70%がBlade(ブレード)口座、30%がStandard(スタンダード)口座を選んでいます。なぜBlade口座のほうが人気があるのかといえば、ずばりスプレットとトータルコストが安いからです。
Blade口座は、ECN(Electronic Communications Network)方式という取引形態を採用しています。ECN方式とは、銀行やリクイディティプロバイダーなどが参加する取引ネットワーク(ECN)へ直結する仕組みで、業者のスプレッドが上乗せされない謂わば“生のレート”が配信されます。(スプレッドは完全にゼロではないものの、国内業者なみの低水準)
しかし、生のレートを配信しているだけでは業者側の取り分が無くなってしまうため、毎回の取引ごとに「取引手数料」が発生します。従って、極小スプレッドと取引手数料を合算したものがトータルコストとなるわけです。
Titan FX Blade口座のスプレッドは取引ペアによりけりですが、EURUSDやUSDJPYやUSDCAD等のメジャー通貨ペアなら0.1~0.3pipsほど、GBPUSDやGBPJPY等は1pips前後です。そして気になる取引手数料は、1ロット = 10万通貨の取引につき片道3.5ドル = 往復7ドル、およそ0.7pips相当ですので、メジャー通貨ペアなら取引手数料を加味しても実質1pips前後という狭いスプレッドで取引できます。
「STP」よりも透明性の高い「ECN」
Blade口座のスプレッドが狭いのには、ECNという取引形態が大きく関係していますので、まずはECNの仕組みについて理解しましょう。
ECN(Electronic Communications Network)方式とは、銀行やリクイディティプロバイダーなどが参加する取引ネットワーク = ECNへ直接注文が流れる取引形態のことで、世界中の売買が自動的にマッチングされる仕組みです。
STP方式の場合、FXブローカーはカバー先銀行から仕入れたレートにスプレッドを上乗せして顧客に提供していますが、ECN口座のレートには業者の利益となるスプレッドが上乗せされていないので、いわば生のレートが提供されます。(インターバンクでのスプレッドは発生するので、完全にスプレッドが消えるわけではありません)
ECNもSTPもディーラーの裁量が介在しないNDD(ノンディーリングデスク)方式の括りになりますが、ECNはよりいっそう透明性の高い取引形態といえるでしょう。
極小スプレッドとは別に取引手数料が発生する
先述したとおり、ECN方式のBlade口座ではTitan FX側のスプレッドは上乗せされていないため、スプレッドそのものは極小です。スプレッドは取引ペアによりけりですが、EURUSDやUSDJPY等のメジャー通貨ペアなら0.1~0.3pipsほど、GBPUSDやGBPJPY等は1pips前後です。
しかしながら、それではTitan FX側の利益が無くなってしまうため、極小スプレッドとは別に「取引手数料」が発生します。ECN(取引ネットワーク)への交通費をTitan FXへ支払っているようなものです。
取引手数料の額は、1ロット=10万通貨あたり7米ドル(日本円建て口座の場合は720円)で、新たなポジションを保有した時点で口座から差し引かれます。
各口座通貨別の手数料は以下のとおり↓
口座通貨\注文量 | 0.01ロット (1,000通貨) | 0.1ロット (10,000通貨) | 1ロット (100,000通貨) |
---|---|---|---|
USD(米ドル) | $0.07 | $0.7 | $7 |
JPY(日本円) | ¥7.2 | ¥72 | ¥720 |
AUD(豪ドル) | $0.08 | $0.8 | $8 |
EUR(ユーロ) | €0.066 | €0.66 | €6.6 |
SGD (シンガポールドル) | $0.1 | $1 | $10 |
ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル | 手数料往復 | |
---|---|---|---|---|---|---|
TradeView (cTrader・ICL口座) | 0.6pips | 0.9pips | 1.0pips | 1.0pips | 0.6pips | 5ドル (0.5pips) |
AXIORY (ナノスプレッド口座) | 0.8pips | 1.0pips | 1.3pips | 1.3pips | 0.8pips | 6ドル (0.6pips) |
FBS (ECN口座) | 0.9pips | 1.1pips | 1.7pips | 1.1pips | 0.6pips | 6ドル (0.6pips) |
LANDFX (ECN口座) | 0.59pip | 1.5pips | 1.8pips | 1.6pips | 0.8pips | 7ドル (0.7pips) |
XM (ゼロ口座) | 1.1pips | 2.1pips | 1.1pips | 1.3pips | 1.6pips | 10ドル (1.0pips) |
TitanFX (ブレード口座) | 1.03pips | 1.44pips | 2.15pips | 1.82pips | 0.9pips | 7ドル (0.7pips) |
HotForex (ゼロ口座) | 1.0pips | 1.6pips | 2.2pips | 2.2pips | 0.9pips | 8~12ドル (0.8~1.2pips) |
※全てのスプレッドは取引手数料(往復)を上乗せした値で表示
※赤字=比較上の最大値

特筆すべき点のないが、優秀な「Standard口座」
Titan FXで口座開設するユーザーの約30%がStandard(スタンダード)口座を選んでいます。
ECN方式のBlade口座に対し、Standard口座は海外FXにおいて主流のSTP(Straight Through Processing)方式を採用しています。STP方式は一旦業者のサーバーを介す仕組みで、業者の利益分が含まれたやや広めのスプレッドが提示されますが、取引手数料は掛かりません。
スタンダードという名のとおり口座のスペックは極めて標準的で、XMやAXIORYのスタンダード口座と比べても約定速度やスプレッドは負けず劣らず。
それでも、Standard口座のスプレッドは狭い部類にあるので、選んで損はありません。
ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル | |
---|---|---|---|---|---|
LANDFX | 0.8pips | 1.5pips | 1.8pips | 1.6pips | 0.8pips |
GemForex | 1.2pips | 1.4pips | 1.9pips | 1.6pips | 1.2pips |
Milton Markets | 1.2pips | 1.1pips | 1.9pips | 1.4pips | 1.0pips |
TitanFX | 1.33pips | 1.74pips | 2.45pips | 2.12pips | 1.2pips |
AXIORY | 1.5pips | 1.7pips | 2.7pips | 2.1pips | 1.3pips |
Bigboss | 1.5pips | 1.9pips | 2.5pips | 1.8pips | 1.7pips |
iFOREX | 0.9pips | 1.7pips | 2.5pips | 3.5pips | 0.8pips |
HotForex | 1.7pips | 1.7pips | 3.0pips | 2.3pips | 1.2pips |
TradeView | 1.8pips | 1.9pips | 2.3pips | 2.6pips | 1.7pips |
XM | 1.6pips | 2.6pips | 3.5pips | 3.0pips | 1.6pips |
FXpro | 1.8pips | 2.4pips | 3.6pips | 3.0pips | 1.7pips |
FBS | 2.0pips | 3.0pips | 4.0pips | 3.0pips | 1.1pips |
TradersTrust | 2.0pips | 3.2pips | 3.7pips | 3.5pips | 1.8pips |
FXDD | 2.3pips | 3.0pips | 3.8pips | 3.5pips | 1.8pips |
instaforex | 3.0pips | 3.0pips | 7.0pips | 8.0pips | 3.0pips |
※スタンダード口座の平均値で比較。
Titan FX(タイタンfx)では追加口座で使い分けるも良し
Titan FXでは、同一名義で(初めの口座含め)6つまで取引口座を持てます。(6口座の合計残高が6,000 USD以上あれば7口座以降も開設可)
初めに作った口座をずっと使い続けなければならない、という訳ではないのでご安心ください。
「Standard口座を使い始めたけど、Blade口座も気になる」「銘柄によってStandard口座とBlade口座を使い分けたい」など、Standard口座とBlade口座を併用したい方は追加口座を作ってみましょう。クライアントキャビネット(マイページ)から簡単に作ることができます。

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