最近、コピートレードに注目が集まっています。利益を上げている裁量トレーダーや自動売買システム(EA)のトレードをコピーするものです。実際の利用者がまだ少ないサービスなので、どんな仕組みなのか、どうやって利益を出していくのか、イメージしづらい方も多いでしょう。
今回はTitan FX(タイタンfx)などの海外FX業者で無料で利用できるZuluTradeというコピートレードサービスについて、メリットや注意点を紹介していきます。
無料EAのZuluTrade(ズールトレード)とは?
高パフォーマンス取引をTitan FX口座にコピー
世界的に成功を収めるプロトレーダーの中から、ご自分の戦略にあったご希望のトレーダーを選び、そのトレーダーの取引手法を、取引口座にコピーして自動売買取引をすることができます。
「裁量トレードをしていても、なかなか利益が出ない・・・。とはいっても、自動売買トレードもハードルが高い・・・。」
こんな悩みを抱えているトレーダーは多いと思います。実際、私も自動売買トレードをした経験があるのですが、バックテストやパラメーター調整など意外とやらなければいけないことが多かったように感じました。
また、自動売買システム(EA)は、EA本体を数万円で購入しなければいけない場合が多いことも、ハードルの一つになっています。
そこで最近、注目されているのが「コピートレード(ソーシャルトレード)」です。私たちのような個人投資家たちのニーズの高まりによって、世界のどこかにいる優秀なトレーダーや自動売買システム(EA)の取引を、インターネットを使ってそのままコピーすることが可能になっています。
「トレードをコピーする」というのは、同じ銘柄を同じタイミングで、また希望に応じてロット配分までコピーできるということです。
シグナルプロバイダーが注文を出すと、その情報がフォロートレーダーのMetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)に送信され、フォロートレーダーのMT4/MT5でも同じ注文が出されます。つまり、シグナルプロバイダーが利益を出すことができれば、自動的にフォロートレーダーも利益が出せるのです。
必要な作業は、シグナルプロバイダーを選んでフォローするだけで、手軽に始められます。
こんな人におすすめ!
- 自動売買システム(EA)に興味があるが、設定が難しく感じる
- サラリーマンでトレードをする時間がない
- 上手いトレーダーのコピーがしたい
コピートレードを提供するサービスはいくつかあるのですが、今回はTitan FX(タイタン FX)などの海外FX業者が提携しているZuluTrade(ズールトレード)について、特徴や利用手順などを詳しく解説していきたいと思います。
メリット
月額手数料無料
月額手数料やZuluTradeプラットフォーム接続費用等は一切発生しません。
無料だけど大丈夫?
シグナルプロバイダー側のメリット
シグナルプロバイダーは自分のトレードに合わせて個人投資家がミラートレードをする人が増えることで、シグナルプロバイダーは報酬がもらえます。
Titan FX側のメリット
TitanFXはZuluTradeを使ってくれた個人投資家からスプレッドを得ることができます。その利益をZuluTrade側も受け取れることができます。
個人投資家側のメリット
個人投資家は実際に利益を出している人のミラートレードをすることで利益を上げることができます。
FXプロトレーダーに相乗り
192ヵ国から集結したプロトレーダーの中から、お客様ご自身にあったシグナルをお選びください。
メンタルコントロール
FX取引において、メンタルコントロールは、取引結果を大きく左右する重要な要素です。別のトレーダーに相乗りすることで、自分で直接取引するよりも簡単に、メンタルコントロールを行うことができます。
リスク管理
ZuluTrade口座には、最先端のリスク管理ツールが搭載されています。お客様ご自身のリスク耐性に基づいて、リスクレベルを設定できます。
簡単操作
ZuluTradeプラットフォームおよび取引口座の設定は、どなたでも、迅速かつ簡単に行うことができます。ZuluTradeのプラットフォームは多言語対応となっております。日本語にも設定しご利用頂けます。
VPSや特別なソフトウェアは不要
EAや他の自動取引戦略とは違い、VPS費用の支払いや、PCを24時間365日稼働させる必要はありません。お客さまの口座から、Titan FXのMT4サーバーを使って直接接続が可能です。
Titan FXでのZuluTrade専用口座の開設方法
ZuluTradeをご希望の場合、専用口座を開設いただく必要がございます。Titan FXの取引口座をすでにお持ちのお客様は、クライアントキャビネットの「追加口座の開設」から、Zulu専用追加口座の開設が可能です。
ZuluTrade専用口座は、プラットフォームタイプはMT4、口座タイプはZeroスタンダード口座、基本通貨はJPYまたはUSDをお選び下さい。EA利用を「はい」とし、「Zulu」とご記入の上リクエストをお送りください。新しい口座が開設されましたら、こちらの契約書フォームに必要事項をご記入ください。
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使い方
コピートレードの流れ
コピートレードの簡単な流れを紹介します。
- シグナルプロバイダーを選ぶ
- ロット数などの設定を行う
- シグナルプロバイダーのトレードをコピーする(自動)
フォロートレーダーがやらなければいけないことは、トレードをコピーするシグナルプロバイダーを選び、ロット数などの簡単な設定をすることだけです。コピーを開始すると、シグナルプロバイダーと同じタイミングでトレードが行われるようになります。
もちろん、定期的にパフォーマンスの確認をする必要はありますが、コピーは完全自動で行われますので、他には何もすることはありません。
自分のMT4/MT5に注文をコピーする仕組みはコピートレードサービスごとに異なりますが、ZuluTradeは、Titan FXなど提携する海外FX業者にZuluTrade専用口座を開設し、コピートレードサービスが紐づけされています。そのため、自分のMT4/MT5上で稼働させる自動売買システム(EA)と違い、24時間MT4/MT5を稼働させる必要もありません。
コピーを開始するために「フォローする」のボタンをクリックしたら、PCの電源をそのまま切ってしまって大丈夫です。
ロット配分もコピーできる
コピートレードでは、ポジションのロット数はコピーする側が自由に設定することができます。
ZuluTradeでロット数を設定する方法は、2つあります。
- 固定のロット数を設定する
- 資金量に対するポジション量の比率をシグナルプロバイダーと同じにする
シグナルプロバイダーの中には、リアル口座でかなりの金額を運用している人もいます。数千万円規模の資産を運用しているトレーダーも見たことがありますが、これがプロトレーダーの世界なのですね。こういった場合、シグナルプロバイダーが注文するロット数はかなり大きくなりますので、フォロートレーダーの側はロット数を小さくしてコピーする必要があります。
固定ロット数でロット数を設定する場合は、シグナルプロバイダーがどのくらいのロット数でポジションを持ったかに関わりなく、コピートレーダー側では全て同じロット数でポジションを持ちます。
一方、「資金量に対するポジション量の比率をシグナルプロバイダーと同じにする」方法でロット設定を行った場合は、シグナルプロバイダーの資金量に比べてフォロートレーダーの資金量が半分だった場合、ポジション量もシグナルプロバイダーの半分になります。
固定ロット数の方が、合計でどれくらいのポジション量になるか事前に予測がつきやすいため、リスク管理がしやすいですが、シグナルプロバイダーと同じ比率のポジション量にする場合、資金管理戦略も含めてシグナルプロバイダーの戦略を全てコピーできるというメリットがあります。
ZuluTradeでも、固定ロット数と、シグナルプロバイダーと連動したロット数の両方が選択できますので、自分の希望に合わせて利用しましょう。
使い方のポイント Zuluランキング
ZuluTradeでは取引結果やリスク、ZuluTradeのコミュニティからのレビューなどから構成されるアルゴリズムに基づき、トレーダーの取引結果をランキング化しています。このランキングをZuluランキングといいます。Zuluランキングを確認することで、自分の好みにあったトレーダー・取引戦略を、簡単に見つけることができます。
利益遷移曲線が右肩上がりのものを選ぶ
利益遷移曲線は右肩上がりだと、今まで利益を出し続けている証拠です。
途中で大きく下がっている地点があったり、ボコボコしていたりすると大きな損失を出していることになります。
リスク項目は低いものを選ぶ
リスク項目が高いと1回の取引量が多くなります。
取引量を増やすと利益を出しやすくなるのですが、含み損を抱える可能性が高くなります。
リスク項目はなるべく低いものを選ぶと良いでしょう。
稼働期間が長いものを選ぶ
システムプロバイダーは稼働期間が長いものを選ぶと良いでしょう。
稼働期間が長いと言うことは、ある程度の信用が担保されている証になります。
1年以上稼働期間があると良いです。
勝率が高すぎるものは注意
勝率は高いほうが無いですが、高すぎるのも注意が必要です。
なぜなら損切りをほとんどせずに、含み損を多く抱えている可能性があるからです。
確かに含み損が利益に変わる可能性はあるのですが、資金の回転率が落ちてしまいます。
もしも勝率が高いシステムプロバイダーを見つけたら、全売買記録を見てなぜ高いか理由をはっきりさせたほうが良いです。
システムプロバイダーの特記事項を確認する
特記事項とは現在も取引が行われているかどうかや、システムプロバイダーが人かEAなのかの確認が可能です。
特記事項に関して一度は確認しておきましょう。
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