国内のFX業者の場合、原則として一人が持てる口座は一つのみで、複数の口座を持つためにはいくつものFX会社で口座開設する必要があります。
一方、海外FXのXMtrading(エックスエム)では「追加口座」という仕組みが設けられており、同一名義で(初めに作った口座含め)最大8つまで複数口座を持てます。
XMの追加口座を活用して口座をいくつか持つことで、通貨ペア毎やトレードスタイルに応じてスマートに使い分けることができるので、ぜひこの記事を通じてその利便性を知ってください。
口座開設がまだの方はこちら

XMtrading(エックスエム)の追加口座・複数口座開設の方法
それではさっそくXMの追加口座の作り方を手順を追って解説していきます。
XMで初めて口座を作る際には本人確認書類を提出しなくてはなりませんが、追加口座を作る際には書類の再提出は不要ですので、ものの数分で終わりますよ。
マイページにログイン(ボーナスキャンペーン)
追加口座を作るためには、まず既存の取引口座でマイページへログインする必要があります。下記のリンクからお進み下さい。
XMのログインページへアクセスしたら「MT4/MT5 ID(リアル口座)」の欄に口座IDを、「パスワード」の欄には口座開設時に自身が設定したパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリック。
「追加口座を開設する」ボタンをクリック
XMマイページトップにある「追加口座を開設する」ボタンをクリック。
追加口座の開設フォームが現れるので、それぞれの項目を埋めていきましょう。
MetaTraderへのログイン方法
口座IDと取引サーバー名を確認
MetaTraderで追加口座へログイン
最後に、MetaTraderを用いて追加口座へログインしてみましょう。MT5でも、MT4でも手順は変わりません。
MetaTraderを起動後、ウィンドウ上部にある「ファイル」から「取引口座にログイン」をクリック。
ログインウィンドウが現れるので、「ログイン」の欄に追加口座の口座IDを、「パスワード」の欄には先ほどの追加口座フォームにて自身が設定したパスワードを入力。先程のメール内に書かれているサーバー名を「サーバ」欄から選び、「OK」ボタンを押せばログイン出来ます。
複数の追加口座を作るメリット・必要性
XMで追加口座を作るとどのようなメリットがあるのか。活用事例をいくつか見てみましょう。
口座タイプを使い分けられる
XMでは「スタンダード口座」「マイクロ口座」「XM Zero口座」の3つの口座タイプが用意されています。最初に口座開設するときに3つのうちのどれかを選ぶわけですが、「やっぱりあの口座を使いたい」「他の口座タイプと併用したい」といったときに追加口座が重宝します。
デイトレードはスタンダード + スキャルピングはXM Zero + 練習や検証にマイクロ…といった具合で、用途やトレードスタイルに合わせて使い分けてみては如何でしょう。
基本通貨を使い分けられる
XMでは円建て、米ドル建て、ユーロ建ての3種類が用意されていて、口座ごとに別々の基本通貨を設定することができます。「最初に円建て口座を作ったけど、米ドル建て口座も使いたい」といったときには、米ドル建ての追加口座を作ればOKです。
ドル円とクロス円ペアは円建て、ユーロドルやポンドドルなどのドルストレートペアはドル建てで取引することで、ピップスあたりの損益が計算しやすくなります。
通貨ペア別に管理できる
普段取引する通貨ペアが絞られている方は、通貨ペア別に口座を分けてみましょう。XMでは同一名義で8つまで口座を持てますから、最大8つの通貨ペアを口座ごとに管理できます。
ドル円専用口座、ユーロドル専用口座、ポンドドル専用口座…といった具合に分けることで、ペア毎の損益や勝率が掴みやすくなるでしょう。
低レバ口座とハイレバ口座を分けられる
XMは最小1倍から最大888倍まで幅広いレバレッジ設定で、追加口座を作る際に設定することができます。口座ごと上限レバレッジを決められるので、効率重視のハイレバ口座と安全性重視の低レバ口座を使い分けてみるのも良さそうです。
MT4とMT5の両方を使い分けられる
XMでは取引プラットフォームとしてMetaQuotes Software Corp.の「MetaTrader 5」と「MetaTrader 4」を採用していて、追加口座を作ればどちらも使うことができます。
MetaTrader 5通称「MT5」は同ソフトの最新バージョンで、旧バージョンのMT4よりも時間足の種類が増えたほか、ナビケータウィンドウや銘柄の検索機能が格段に使いやすくなっており、マルチコア対応により動作スピードも改善されています。「基本的なインジケータと描画ツールが使えれば良い」という裁量トレーダーは、迷わずMT5を選びたいところ。
一方のMetaTrader 4通称「MT4」は、旧型でありながら今でも根強い人気を誇ります。その背景にあるのがプログラム言語「MQL」の互換性問題。MT4の「MQL4」とMT5の「MQL5」は全く互換性が無く、MT4向けに開発されたいEA(自動売買プログラム)やインジケータをMT5で動かすためにはプログラムを書き直さねばならないため、リリースから8年が経った今でもなかなか移行が進んでいません。
MT4もMT5も一長一短あり、どちらも甲乙つけがたいので、トレードスタイルによって使い分けるというのが最適解かもしれません。
複数のEA(自動売買プログラム)を動かせる
いくつものEA(自動売買プログラム)を動かしたいときこそ、追加口座の出番です。EAごとに口座を分けて運用することで、各EAの成績や残高推移が把握しやすくなります。
ロイヤルティステータスのランクアップ・維持用にマイクロ口座を持つ
これはちょっとした小技ですが、マイクロ口座を作って最小ロット(10通貨または100通貨)の取引を毎日繰り返すだけで、ほぼノーリスクでXMロイヤルティプログラムのステータスを最速で上げることができます。
XMロイヤルティプログラムとは、取引ごとにXMP(XMポイント)が貯まるXMならではのシステムで、貯まったポイントは証拠金または現金に交換できます。初期のEXECUTIVEランクでは10万通貨の取引につき10XMPですが、最上ランクのELITEへランクアップさせれば倍の20XMP/10万通貨へ跳ね上がるため、毎回の取引が更にお得になります。
そのランクアップの鍵となるのが取引日数で、ELITEランクへ到達するためには100日取引する必要があります。「100日取引」と聞くとかなり大変そうなイメージですが、面白いことに10分以上ポジションを持てばロット(枚数)に関わらず「取引した」とみなされるので、最小ロットの10分取引を100日繰り返せば、ほぼノーリスクでELITEランクを手に入れられます。
しかもロイヤルティステータスは口座をまたいで名義単位で管理されるため、ランクアップ専用のマイクロ口座でELITEを手に入れてしまえば、自身が保有する全ての口座において20XMP/10万通貨のキャッシュバックが得られる状態に!
もちろんこの方法は利用規約に違反しませんのでご安心を。

複数口座間の資金移動(資金振替)について
資金移動できるのは同一名義かつ有効化済みの口座間
XMでは、自身の名義で保有する口座間、かつ相互の口座が有効化されていれば、自由に資金を移動させることができます。円建て口座から円建て口座などの同一通貨であれば手数料は掛かりません。
資金移動はマイページから簡単にできる
移動元の口座IDでXMマイページへログイン後、「資金振替」から資金移動の手続きができます。
手続きとは言っても手順はとても簡単で、移動先の口座IDを選んび、移動額を入力し、「リクエスト送信」ボタンを押すだけ。リアルタイムで反映されます。
移動額に応じてボーナスも移る(一部例外も)
XMでは様々なボーナスキャンペーンが用意されていて、口座へ振り込んだ「リアルマネー」とキャンペーンで貰った「ボーナス」を合わせて取引証拠金として使うことができます。
原則としてボーナスとリアルマネーは完全に区別されており、リアルマネーは「残高」として、ボーナスは「クレジット」として別々に管理されているのですが、資金移動させる際は、クレジットと残高は紐付いた状態となります。
資金振替で残高を移動させると、その額に応じたボーナスも自動的に移る仕組みになっています。ボーナスを残したまま残高を移動させることはできませんし、逆に、残高を動かさずにボーナスのみを移動させることもできません。
ただし、移動先の口座がXM Zero口座の場合、もしくはボーナスの受け取りを拒否している場合、移動分のボーナスは消えてしまいますので注意しましょう。
移動先口座の基本通貨が異なる場合
円建て口座から米ドル建て口座、ユーロ建て口座から米ドル建て口座など、基本通貨が異なる口座間でも資金移動はできますが、その場合0.3%の手数料が移動元口座から引き落とされます。
注意点
複数口座間でゼロカット狙いの両建ては規約違反
XMは両建てOKだが、複数口座間の両建ては禁止されているので、注意が必要だ。
重要な経済指標や政治的なイベントの際は相場が大きく動くため、A口座で買い・B口座で売りといった具合で口座をまたいで両建てすれば、一方の口座はゼロカットで損失が限定され、もう一方の口座では利を狙えます。一見必勝法にも思えるこの手法ですが、ゼロカットを狙った複数口座間での両建ては規約違反にあたり、口座凍結の恐れがあります。
ゼロカットはいわば非常ブレーキ的な役割であり、利を牛耳るための道具ではありません。フェアなトレードを心がけましょう。

90日間放置すると「休眠口座」もしくは「凍結口座」に
取引や入金・出金が全く行われていない状態が90日間続くと「放置」とみなされ、そのタイミングで口座に残高が残っている場合は「休眠口座」へ切り替わります。休眠口座になると、以降は毎月5ドルの口座維持手数料が引き落とされ、口座内にあるボーナスクレジットが消えてしまうので注意しましょう。
休眠口座をアクティブ口座へ戻す方法は至って簡単で、取引や入出金を行えばOK。ただし、一度失われたボーナスは戻りません。
残高が無くなった状態で90日間放置すると「凍結口座」となり、マイページへのログインおよびMetaTraderでの取引が一切出来ない状態となります。ひとたび凍結されてしまった口座は二度と復活できません。
追加口座を作りすぎると管理できなくなってしまいますので、ご利用は計画的に。
ボーナスの二重取りはできない
XMではリアル口座を開設するだけで3,000分のボーナスクレジットを貰うことができますが、それが貰えるのは初回開設に限ります。追加口座を作っても口座開設ボーナスを再び貰うことはできません。(当サイト限定ボーナスは1人1回に限り適用)
また、入金ボーナスの残額も口座単位ではなく名義単位で管理されているため、二重取りはできません。
資金移動させると額に応じたボーナスも移動
先述したとおり、資金振替で残高を移動させるとその額に応じたボーナスも自動的に移ります。
例えば残高10万円 + ボーナス6万円 = 16万円の証拠金があるA口座からB口座へ5万円の残高を移す場合、5万円は10万円の50%にあたりますので、ボーナスも同様に6万円の50%にあたる3万円が移ります。結果として、残高5万円 + ボーナス3万円 = 8万円の証拠金がB口座へ移ります。
全口座の有効証拠金が一定額を超えるとレバレッジが制限される
XMでは原則として最大888倍(Zero口座は最大500倍)という非常に高いレバレッジを提供しています。しかしながら、多額の資産を888倍ものレバレッジで運用するのは大きなリスクを伴うことから、保有する全口座の有効証拠金が一定額を超えるとレバレッジが制限される仕組みとなっています。
具体的には、全口座の有効証拠金が2万ドル(約200万円)を超えると、保有している全口座の最大レバレッジが200倍へ制限され、10万ドル(約1,000万円)を超えると100倍へ制限されます。
- 有効証拠金2万ドル未満:最大888倍もしくは最大500倍(Zero口座)
- 有効証拠金2万ドル以上:最大200倍へ制限
- 有効証拠金10万ドル以上:最大100倍へ制限
例えば、A口座に10,000ドル+B口座に5,000ドル+C口座に3,000ドル入っている場合、全体の有効証拠金は18,000ドルなので、レバレッジ制限はありません。ところが、B口座で3,000ドルの利益を上げて残高が8,000ドルへ増えると、全体の有効証拠金は21,000ドルになるので、全ての口座の最大レバレッジが200倍へ制限されます。
もし残高超過によってレバレッジが制限されてしまったときは、全体の有効証拠金が2万ドル以下になるように出金したのち、その旨を日本語サポート(support@xmtrading.com)へ連絡すれば元のレバレッジへ戻してくれます。
口座タイプによって通貨ペア名が異なる
XMでは「スタンダード口座」「マイクロ口座」「XM Zero口座」の3種類の口座タイプが用意されていて、3つともほぼ同じ通貨ペアを取引できるものの、MetaTrader上ではそれぞれ通貨ペア名や銘柄名が異なります。
例えばドル円(USDJPY)一つとっても、スタンダード口座では「USDJPY」、マイクロ口座では「USDJPYmicro」、Zero口座では「USDJPY.」といった具合で3種類の表示名が存在しています。
- スタンダード口座:そのまま(USDJPY)
- マイクロ口座:末尾に“micro”が付く(USDJPY→USDJPYmicro)
- XM Zero口座:末尾に“.”(ドット)が付く(USDJPY→USDJPY.)
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